人工皮革の種類について

人工皮革は素材メーカーなどで独自の商品開発が行われ、ランドセルに使用されている人工皮革には下記のような素材があります。

  • クラリーノ(株式会社クラレ)
  • タフガード(帝人コードレ株式会社)
  • ベルバイオ(株式会社FILWEL フィルウェル(旧カネボウ))
  • エクセーヌクラッセ(東レ株式会社)

この中でも「クラリーノ」は、ランドセル全体の70%で使われているという人気素材となっています。

 

クラリーノ素材が人気の理由を紹介していきます。

 

人気No1のランドセル素材「クラリーノ」の特徴

ランドセルに使用されている人工皮革の素材について紹介しています。株式会社クラレのクラリーノ素材はランドセル全体の70%で使われています。

 

ランドセルに使われる素材としては最も多く、ほぼ全てのランドセルメーカーでクラリーノ製のランドセルが販売されています。

 

クラリーノが人気なのは、

 

【天然皮革の構造をモデルにして株式会社クラレが開発した高品質な人工皮革】

 

であるです。

 

以前は安っぽさが目立った印象がありましたが、今は改善を重ねて天然皮革に引けを取らない質感が感じられます。

 

 

クラリーノの特徴について

軽い

クラリーノは天然皮革と比較して、素材自体が軽いです。

 

そのためランドセルの軽量化にも大きく影響していて、お子様への負担を減らすことに貢献しています。

 

特に入学当初の身体が小さいうちは、お子様への負担は少ない方がいいですよね。

 

ランドセルを選ぶ理由として「軽い」という項目は

 

しかし、ここで一つ注意して欲しいことがあります。

【注意ポイント】
ランドセルの軽さという意味では、重量に加えて「ランドセルの形状や構造」も関係してきます。
背負い心地が良く背負いやすさやおろしやすい構造にすることで、ランドセルが軽く感じられる工夫がされています。
ランドセルブランドは背負い心地が快適になるように、身体への負担が少なくなるように形状や構造を研究しています。
軽さを重視するならば、商品重量だけでなくランドセルの形状や構造にも注意が必要です。
ランドセルブランドの公式サイトに各社の独自の工夫が説明されていますので、チェックしておきましょう。

 

丈夫

ランドセルは6年間使い続けるものなので、やっぱり丈夫でないと困ります。

 

げんに我が家の長男が購入したニトリランドセル(2006年当時で7,800円)は、4年間で肩ベルトのほつれがひどくなり途中で買い替えました。

 

経済的な負担や子供のランドセルへの愛着もあるので、途中で買い換えるのってあまりオススメできません。

 

子供は毎日使うランドセルを手荒く扱います。

 

特に男の子の場合は、ランドセルを放り投げたりすることもあるから困ったものです。

 

商品の問題で壊れたりした場合は無料修理も対応してもらえますが、使い方の問題で壊れた場合は優良修理になります。

 

基本的にランドセルは頑丈にできているものですけど、疲弊は毎日蓄積されていくものです。

 

そのためにも耐久性の強い素材を選んでおくことは、安心して6年間使い続けるためにも大切なことです。

 

 

雨や汚れにも強い

使い始めてから現実的な問題として直面するのは、雨や土埃などの汚れについてです。

 

基本的に雨の日は、よほど大きな傘を差していないとランドセルは濡れてしまいます。

 

ランドセルカバーを着けていればいいのですが、着けていない方も多いですよね。

 

濡れたランドセルをそのまま放置していては、ランドセル劣化の原因になりかねません。

 

なのでお手入れが必要となってきます。

 

クラリーノ素材のランドセルの場合は、雨に濡れたら乾いた雑巾で拭き取るだけでOKです。

 

我が家でも3人の子供がクラリーノ製のランドセルを使ってきましたが、濡れたら拭き取るだけで大丈夫でした。

 

逆に雨に濡れたときしかランドセルを拭くことはありませんでした。

 

【注意ポイント】
牛革やコードバンなどの自然皮革のランドセルは、お手入れが大変だと思っていませんか?
確かに継続的なお手入れが必要な商品もありますが、最近ではお手入れが不要な自然皮革ランドセルも増えています。
ランドセルメーカーで改良を重ねて、撥水加工が施されて高い耐久性を有するランドセルも登場しています。

 

クラリーノ製ランドセルが人気の理由とは

クラリーノ製ランドセルが人気の理由は、

  • 価格が安い
  • カラーバリエーションが豊富

ということがあげられます。

 

価格が安い

ランドセルを選ぶ場合に選定理由の上位に入るのが「価格」についてです。

 

やっぱり安いほうがいいですよね。

 

ランドセルは数千円〜十数万円と価格の幅が広いです。

 

平均単価は4万円〜5万円と、学習机と併せて高額商品となります。

 

クラリーノ製ランドセルは3万円〜6万円までの価格帯でバリエーションが豊富で、予算の範囲内におさまることが多いようです。

 

また、祖父母にプレゼントしてもらう場合でも、5万円前後の価格帯ならお願いしやすいという声もあります。

 

そうなると必然的にクラリーノ素材のランドセルが、選ばれるケースも増えてきます。

 

【注意ポイント】
最近はクラリーノ製ランドセルの高価格化と牛革ランドセルの低価格化が進んでいます。
クラリーノ製ランドセルでも、刺繍や装飾品を豪華にすることで価格が高くなっています。
他にもスポーツブランドやファッションブランドなどのランドセルになると、価格は高くなりがちです。
一方で牛革ランドセルも素材の組み合わせなどにより、5万円台の商品が登場しています。
少し前までの牛革ランドセルは、安くても8万円以上はしていました。
イメージとしては、軽自動車の機能が充実してきて普通小型車と価格が変わらなくなっているような感じです。
一概にクラリーノは安くて、自然皮革は高いとは言えなくなっています。

 

カラーバリエーションが豊富

クラリーノ素材は加工しやすいことが特徴で、カラーバリエーションも豊富にラインアップされています。

 

カラーバリエーションが豊富なランドセルブランドだと、8色〜10色をベースとしてフチドリやツートンカラーなどで100種類以上の種類が用意されていたりします。

 

フィットちゃんランドセルやイオンランドセルは、カラー&デザインのバリエーションが豊富です。

 

カラーバリエーションが豊富だと、ランドセル選びの楽しみも増して、さらに子供が欲しいランドセルを見つけやすいという利点があります。

 

種類が少ないと、子供のお気に入りが見つからない可能性も高くなりますからね。

 

逆に豊富なために、親子でアレコレ迷ってしまうこともありますが、それもランドセル選びの楽しみの一つとも言えます。

 

 

クラリーノ製ランドセルの欠点は?

クラリーノ製ランドセルの場合は、自然皮革のような毛穴がなく空気を通しにくいという欠点があります。

 

そのままでは背中が蒸れやすくなってしまうので、各ランドセルブランドでいろいろな工夫が施されています。

 

空気を通しやすいデザインや構造になっていたり、肌に触れる肩ベルトや背当ての部分のみ自然皮革を使うなどで対策をしています。

 

また新裏素材として通気性に優れた「クラリーノロベニカ」が開発されたことにより、近年では通気性の問題は解決しています。

 

 

まとめ

クラリーノ素材のランドセルの特徴をまとめると下記になります。

 

【良い点】
  • 軽い
  • 丈夫
  • 雨や汚れに強い
  • 価格が安い
  • カラーバリエーションが豊富
【良くない点】
  • 空気を通しにくい

使いやすさとお買い求めやすさが人気の理由となっています。

 

それでは、クラリーノ以外の素材についてはどのような特徴になっているかチェックしてみましょう。

  • 自然皮革:牛革
  • 自然皮革:コードバン

 

クラリーノ素材の種類

軽くて丈夫で値段も安い素材として人気のクラリーノ。

 

ランドセルはもちろん、靴・手袋・ソファー・ジャケットなど、多くの製品に使われています。

 

当初の靴の素材として開発され、「天然皮革が使われているものはすべてクラリーノで」という思いで様々な用途に広げられていきました。

 

今ではランドセルに当たり前のように使われているクラリーノ素材ですが、日々進化を遂げています。

 

1964年に開発されたクラリーノも、事業化から50年が経過し、現在では5種類のラインアップとなりました。

 

同じクラリーノ素材でもそれぞれに特徴があり、目的に応じて使い分けがされています。

 

クラリーノ素材の種類

クラリーノ「一番軽いロングセラー」

風合い:★★
軽さ :★★★
耐傷 :★

クラリーノエフ「軽くてしなやかなベストセラー」

風合い:★★★
軽さ :★★
耐傷 :★

クラリーノレミニカ「表面が傷に強い丈夫なタイプ」

風合い:★★
軽さ :★
耐傷 :★★

クラリーノタフロック「ハードな傷に強い最も丈夫なタイプ」

風合い:★
軽さ :★
耐傷 :★★★

クラリーノリピュート「しなやかさと高級感を兼ね備えたメタリック調素材」

風合い:★★★
軽さ :★★
耐傷 :★

 

特徴を★印で表示していますが、クラリーノ素材で比較しての評点です。

 

★印が1つしかないからといって「耐久性が弱いんじゃないか?」ということはありません。

 

大きく分けて5種類の生地になりますが、様々な表面加工などにより実際の記事の種類は多数あります。

 

 

新背裏素材「クラリーノロベニカ」

ロベニカはランドセル背面部分の素材として、新しく開発された背裏素材です。

 

ランドセルの背面部分はお子様の背中と密接になる部分であり、通気性が悪いと蒸れてしまいお子様にもランドセルにも悪影響を及ぼします。

 

クラリーノ素材には、デメリットとして「通気性が良くない」という特徴がありました。

 

そのため各ランドセルブランドにて、通気性をよくする形状・構造にすることで問題を解決していました。

 

そんな中で、ついに通気性を改善した新開発の素材「ロベニカ」が登場したのでした。

 

ロベニカの特徴
抜群の通気性と抗菌機能付き

通気性が良くなったことに加えて、抗菌機能もついているのは親として嬉しいメリットです。
夏場の汗疹やシャツが背中だけベタベタになるのは気持ち悪いし、湿気が多いと雑菌も繁殖しやすくなりますしね。
夏場や梅雨時などの不快感が軽減できるので、子供にストレスを与えずに済みます。

 

約2倍の強さ・丈夫さ

従来製品の2倍の強さということですが、背面部分が痛むことは少ないので今ひとつピンときません。
今までも大丈夫だったけど、今まで以上に大丈夫になったということですね。

 

天然皮革に近い風合い・手触り

これもそこを求めている人にはメリットですが、気にしていない人には「あ〜。そうですか。」という感じかもしれません。

 

 

【ロベニカのまとめ】
特徴として大きなメリットと感じるのは、やはり「通気性の向上」です。

 

子供は汗っかきなので、背中の通気性・風通しがよくなるのは喜ばしいことです。

 

帝人コードレの人工皮革「タフガード」

日本で人工皮革を製造・販売している企業は、旭化成、クラレ、帝人コードレ、東レの4社となります。
ちなみに日本で初めて人工皮革を開発・販売したのは、1964年クラレ「クラリーノ」でした。
ランドセル分野では、クラレ「クラリーノ」と帝人コードレ「コードレ」など銀面タイプの人工皮革が使われています。
近年では動物愛護の観点からも、天然皮革より人工皮革へのシフトが進む傾向にありシェアも高まっています。


<>帝人コードレの人工皮革</>>
帝人コードレはニトリとランドセルを共同開発しています。

 

2011年からランドセル生地の共同開発を開始しています。

  • タフガード:傷に強く丈夫
  • エアリー:通気性、透湿性に優れている

ニトリブランドで「わんぱく組み」を発売しました。

 

その後もタフガードライトやタフガードDXなど改良を加えて生地を開発し、商品展開を広げています。

 

私は2006年にニトリのランドセルを購入したのですが、そのランドセルは4年生の頃には肩ベルトがほつれてきて買い替えした経験がありました。

 

そのことから「ニトリのランドセルは安かろう&悪かろう」という印象を持っていました。

 

しかし「わんぱく組み」発売後は、品質&耐久性の面では大きく改良されています。

 

当時はなかったと思いますが、6年間保証もついて安心して購入できるようになっています。

 

タフガードの種類

クラリーノと同じようにタフガードにも、いくつかの種類があります。

  1. タフガード
  2. タフガードライト
  3. タフガードDX(デラックス)
  4. タフガードライトDX(デラックス)
  5. エアリー

それぞれの特徴は、下記になります。

 

タフガード

傷に強く丈夫な生地。2011年に開発。

タフガードライト

タフガードの耐久性そのままに、生地自体の重量を10%軽量化。

タフガードDX(デラックス)

タフガードをベースにパール加工と撥水加工を施した生地。

タフガードライトDX(デラックス)

タフガードライトをベースにパール加工と撥水加工を施した生地。

 

タフガードを使っているランドセル

帝人コードレの人工皮革を使っているランドセルは、下記になります。

国内ランドセルの自然皮革は、大半が「クラリーノ」を使っています。

 

帝人コードレとしては国内シェア30%を目標に、技術革新&事業拡大を進めていくということです。

 

FILWEL(フィルウェル)のベルバイオ

ベルバイオは株式会社FILWEL(フィルウェル)が開発・製造・販売をしている人工皮革です。

 

クラリーノと皮革すると採用メーカーは少ないですが、デザインや機能が特徴的なランドセルに採用されていいます。

 

ベルバイオの特徴

  • 素材も製造もMade in Japnの国内生産
  • 天然皮革の高級感を意識して「色味、ツヤ感、深み」が調整されている
  • 3,000種類の顔料から選択して配合した生地色の高級感

人工皮革なのに、牛革に匹敵する耐久性と上質な光沢感を感じられるのが特徴です。

 

ベルバイオを使っているランドセルは下記になります。

 

池田屋限定『ベルバイオ』のランドセルは全9色と、カラーバリエーションが豊富です。

東レ株式会社のエクセーヌクラッセ

東レグループによって開発された新素材の「エクセーヌクラッセ」の特徴は、下記になります。

  • 耐久性に優れている
  • 雨に強く、お手入れが簡単
  • 軽くてしなやか
  • キズがつきにくい
  • 上質で美しい外観
  • 型くずれしにくい

 

「エクセーヌクラッセを使っているランドセルは下記になります。

 

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